2007年09月04日

馬インフルエンザの意外な余波

馬インフルエンザは競馬だけでなくいろいろなところに余波が出ているようです。

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乗馬教室予約延期 騎馬隊もお手上げ

 「楽しみにしていた小学生たちに迷惑をかけてしまった」

 北海道の浦河町乗馬公園の担当者の男性は、こう言って肩を落とす。同公園では8月19日以降、ポニー1頭と乗用馬2頭が馬インフルエンザに感染。一般利用を20日から中止し、小学生の乗馬教室など約400人分の予約を延期・キャンセルにした。8月中に公園外への馬の移動はなく、公園に出入りする人にウイルスが付着するなどして感染したとみられる。

 感染した3頭については、再検査で陰性なら今月4日から利用を再開したいという。担当者は「寒くなる前に何とか子供たちを馬に乗せたい」と早期再開を目指す。

 また、8月25、26両日に大阪乗馬協会(大阪府)で予定されていた関西学生馬術選手権も今月19日に延期となった。主催者は「平日開催になり、審判や獣医を集めるのが大変だ」とこぼす。



 乗馬愛好家が楽しみにしていた恒例イベントも中止に追い込まれた。

 栃木県の那須トレーニングファームでは8月31日から3日間、日本馬術連盟公認の障害競技「しもつけ乗馬大会」が予定されていたが、募集の締め切り日(8月20日)前に中止を決めた。

 今年も開催されていれば31回目を数える歴史のある大会で、中止の決定前に乗馬愛好家ら50人ほどがエントリー済みだったという。

 同ファームでは「大会中止は残念だが、参加される方に迷惑がかからないように自粛した。すでにエントリーされた方には謝罪の電話を入れたが、早く安全が確認されることを期待したい」と話した。

 山梨県馬事振興センター(北杜市小淵沢町)では、8月25、26両日に「第25回サマーホースショー」が開催される予定だったが、こちらも20日ごろに中止が決まった。

 初心者から上級者まで延べ約600人が100頭を超える馬にまたがり、日ごろ鍛えた馬術を披露するイベント。

 主催の関東乗馬倶楽部振興連絡協議会事務局は「動物愛護の精神を大切にしてきたので、あえて感染の危険をおかすより、中止した方がよいと考えた。来年開催できなくなるわけではない」と前向きに答えた。



 送迎が馬車ではなく自動車になったケースもある。新任の駐日大使が皇居に出向き天皇陛下に外国元首の信任状を届ける「信任状奉呈式」。JR東京駅から皇居への移動手段は馬車か公用車か選ぶことができるが、「情緒のある馬車を選ぶ大使が圧倒的に多い」(関係者)。

 ところが、皇宮警察の馬とともに馬車を警護する警視庁騎馬隊の馬が使えず、20日(カザフスタンとオーストリア)と23日(ギニアとコスタリカ)に行われた4カ国の大使の奉呈式は公用車での送迎となった。騎馬隊の馬は馬インフルエンザではなかったが、JRA所属の馬と一緒に馬事公苑(東京都世田谷区)で飼育されており、万が一の感染拡大を考慮し、施設外に出せない状態が続いているためだ。

 警視庁騎馬隊の仕事は奉呈式だけではない。秋の交通安全運動(9月21〜30日)の関連イベントへの出番も迫る。各警察署が開催するパレードや触れ合いコーナーなどへの出演依頼は、9月初旬から土日を中心に計20件。馬事公苑の外への馬の移動制限はJRAが解除を決めるが、見通しは立っていない。

 警視庁交通総務課は「プログラムを変更するなどして対応したい。子供たちは馬を見るのを楽しみにしているだろうが、感染拡大の恐れがないと確認された状態で出したい」と制限解除を待ち望んでいる。

(2007/09/03 産経新聞)

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ニックネーム ウマ at 23:12| 馬インフルエンザ