馬インフルエンザは競馬だけでなくいろいろなところに余波が出ているようです。
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乗馬教室予約延期 騎馬隊もお手上げ
「楽しみにしていた小学生たちに迷惑をかけてしまった」
北海道の浦河町乗馬公園の担当者の男性は、こう言って肩を落とす。同公園では8月19日以降、ポニー1頭と乗用馬2頭が馬インフルエンザに感染。一般利用を20日から中止し、小学生の乗馬教室など約400人分の予約を延期・キャンセルにした。8月中に公園外への馬の移動はなく、公園に出入りする人にウイルスが付着するなどして感染したとみられる。
感染した3頭については、再検査で陰性なら今月4日から利用を再開したいという。担当者は「寒くなる前に何とか子供たちを馬に乗せたい」と早期再開を目指す。
また、8月25、26両日に大阪乗馬協会(大阪府)で予定されていた関西学生馬術選手権も今月19日に延期となった。主催者は「平日開催になり、審判や獣医を集めるのが大変だ」とこぼす。
◇
乗馬愛好家が楽しみにしていた恒例イベントも中止に追い込まれた。
栃木県の那須トレーニングファームでは8月31日から3日間、日本馬術連盟公認の障害競技「しもつけ乗馬大会」が予定されていたが、募集の締め切り日(8月20日)前に中止を決めた。
今年も開催されていれば31回目を数える歴史のある大会で、中止の決定前に乗馬愛好家ら50人ほどがエントリー済みだったという。
同ファームでは「大会中止は残念だが、参加される方に迷惑がかからないように自粛した。すでにエントリーされた方には謝罪の電話を入れたが、早く安全が確認されることを期待したい」と話した。
山梨県馬事振興センター(北杜市小淵沢町)では、8月25、26両日に「第25回サマーホースショー」が開催される予定だったが、こちらも20日ごろに中止が決まった。
初心者から上級者まで延べ約600人が100頭を超える馬にまたがり、日ごろ鍛えた馬術を披露するイベント。
主催の関東乗馬倶楽部振興連絡協議会事務局は「動物愛護の精神を大切にしてきたので、あえて感染の危険をおかすより、中止した方がよいと考えた。来年開催できなくなるわけではない」と前向きに答えた。
◇
送迎が馬車ではなく自動車になったケースもある。新任の駐日大使が皇居に出向き天皇陛下に外国元首の信任状を届ける「信任状奉呈式」。JR東京駅から皇居への移動手段は馬車か公用車か選ぶことができるが、「情緒のある馬車を選ぶ大使が圧倒的に多い」(関係者)。
ところが、皇宮警察の馬とともに馬車を警護する警視庁騎馬隊の馬が使えず、20日(カザフスタンとオーストリア)と23日(ギニアとコスタリカ)に行われた4カ国の大使の奉呈式は公用車での送迎となった。騎馬隊の馬は馬インフルエンザではなかったが、JRA所属の馬と一緒に馬事公苑(東京都世田谷区)で飼育されており、万が一の感染拡大を考慮し、施設外に出せない状態が続いているためだ。
警視庁騎馬隊の仕事は奉呈式だけではない。秋の交通安全運動(9月21〜30日)の関連イベントへの出番も迫る。各警察署が開催するパレードや触れ合いコーナーなどへの出演依頼は、9月初旬から土日を中心に計20件。馬事公苑の外への馬の移動制限はJRAが解除を決めるが、見通しは立っていない。
警視庁交通総務課は「プログラムを変更するなどして対応したい。子供たちは馬を見るのを楽しみにしているだろうが、感染拡大の恐れがないと確認された状態で出したい」と制限解除を待ち望んでいる。
(2007/09/03 産経新聞)
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2007年09月04日
馬インフルエンザの意外な余波
ニックネーム ウマ at 23:12| 馬インフルエンザ
2007年08月18日
JRA、競馬開催中止で447億円の売り上げがフイに
馬インフルエンザが原因で、今週末(18、19日)の競馬開催が中止になった影響で、JRAは、約447億円の売り上げがフイになってしまった。また、競馬開催中止に伴い、競馬専門紙、売店、ツアーなどの売り上げも激減することは必死で、馬インフルエンザの問題が解決するのに時間がかかるようだと周辺産業への影響も甚大となっていく。
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JRA(日本中央競馬会)が17日に発表したインフルエンザによる今週末(18、19日)の全3場(札幌、新潟、小倉)の中止決定は、全国の競馬ファンや関係者を直撃した。前年同時期の3場の馬券売り上げは計約447億円で、これがフイになる格好。競馬専門8紙も計約2億4000万円の売り上げがこれまたパー。「再開はできるのか」「長引けば大変だ」と波紋が広がっている。
◇
【売り上げ】今回の中止による損失額について、JRA側は会見で「正確に申し上げられないが、昨年同時期の馬券売り上げをトータルすると447億円になる」と説明。昨年は8月19、20日に開催。約447億円の内訳は、札幌で162億円(19日52億円、20日110億円)、小倉125億円(59億円、66億円)、新潟160億円(72億円、88億円)。中止が長引けば、損失も広がることになる。
入場者数の合計は8万151人。入場料100円にプラスして、競馬場の売店などで1人1日当たり飲食代2000円を使うとして計算すれば、約1億6000万円。JRAによると、売店に対する休業補填や補償などはないという。
地方競馬も戦々恐々。16日に旭川競馬で行われたJRA指定交流「ブリーダーズゴールドカップ」にはJRA所属の4頭が出走できず、売り上げが急落。昨年約2億円だったのが、今年は約9000万円だった。道競馬事務所は「長引けば今後もっと影響が出てくるのでは」と心配そうだった。
【競馬専門紙】中央競馬開催日の前日に発行される専門紙は、関東では8紙あり、1日当たりの実売部数は30万ともいわれている。1部平均約400円として計算すると、レースの開催が中止になったことで1日当たり1億2000万円、2日間では合計2億4000万円もの売り上げが飛ぶことになる。
【ツアー】18日、東京・池袋発着の新潟競馬1泊2日観戦バスツアーを予定していた「JTB関東 法人営業新潟支店」は17日、対応に追われた。参加者41人へ急きょ連絡を取り、中止の経緯を説明。1人2万4800円から2万5800円の旅行代金を、全額返金することを伝えた。もともと募集人員は44人で、ほぼ満席だった人気ツアー。100万円を超える売り上げがゼロになったが、同支店は「(新潟競馬中止は)不可抗力ですので、(JRAに)賠償を求めることはありません」と話していた。
(2007年08月18日 サンスポ.comより引用)
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JRA(日本中央競馬会)が17日に発表したインフルエンザによる今週末(18、19日)の全3場(札幌、新潟、小倉)の中止決定は、全国の競馬ファンや関係者を直撃した。前年同時期の3場の馬券売り上げは計約447億円で、これがフイになる格好。競馬専門8紙も計約2億4000万円の売り上げがこれまたパー。「再開はできるのか」「長引けば大変だ」と波紋が広がっている。
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【売り上げ】今回の中止による損失額について、JRA側は会見で「正確に申し上げられないが、昨年同時期の馬券売り上げをトータルすると447億円になる」と説明。昨年は8月19、20日に開催。約447億円の内訳は、札幌で162億円(19日52億円、20日110億円)、小倉125億円(59億円、66億円)、新潟160億円(72億円、88億円)。中止が長引けば、損失も広がることになる。
入場者数の合計は8万151人。入場料100円にプラスして、競馬場の売店などで1人1日当たり飲食代2000円を使うとして計算すれば、約1億6000万円。JRAによると、売店に対する休業補填や補償などはないという。
地方競馬も戦々恐々。16日に旭川競馬で行われたJRA指定交流「ブリーダーズゴールドカップ」にはJRA所属の4頭が出走できず、売り上げが急落。昨年約2億円だったのが、今年は約9000万円だった。道競馬事務所は「長引けば今後もっと影響が出てくるのでは」と心配そうだった。
【競馬専門紙】中央競馬開催日の前日に発行される専門紙は、関東では8紙あり、1日当たりの実売部数は30万ともいわれている。1部平均約400円として計算すると、レースの開催が中止になったことで1日当たり1億2000万円、2日間では合計2億4000万円もの売り上げが飛ぶことになる。
【ツアー】18日、東京・池袋発着の新潟競馬1泊2日観戦バスツアーを予定していた「JTB関東 法人営業新潟支店」は17日、対応に追われた。参加者41人へ急きょ連絡を取り、中止の経緯を説明。1人2万4800円から2万5800円の旅行代金を、全額返金することを伝えた。もともと募集人員は44人で、ほぼ満席だった人気ツアー。100万円を超える売り上げがゼロになったが、同支店は「(新潟競馬中止は)不可抗力ですので、(JRAに)賠償を求めることはありません」と話していた。
(2007年08月18日 サンスポ.comより引用)
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ニックネーム ウマ at 22:23| 馬インフルエンザ
2007年08月17日
8月18日(土)、19日(日)の競馬開催中止について
JRAは、このたび馬インフルエンザが発生したことに伴い、8月18日(土)、19日(日)の中央競馬開催中止を発表した。
以下にJRAニュースに掲載された発表を引用させていただく。
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2007/8/17
今週の開催中止に伴い、多くのファンの皆様にご迷惑をおかけしますことをお詫びいたします。
昨日の時点では、馬インフルエンザによる発熱馬の頭数が散見されるに止まっていたこと、また、全ての馬に年2回実施しているワクチンの効果が見込まれることから、競馬開催に向けて諸準備を進め、併せて今週出走を予定している競走馬に対して検査を実施しました。
その結果、163頭中29頭に馬インフルエンザ感染が認められましたが、その内、発熱があるものは1頭であり、他の28頭に関しては健康状態に異常は認められませんでした。しかしながら、感染が認められた競走馬の出走を認めることはできず、また、さらなる感染拡大を防止するという観点からも、今週の中央競馬の開催を中止することといたしました。
なお、中止分の代替開催日、次週以降の開催については、今のところ未定ですが、決まり次第、JRAホームページにてお知らせいたします。
今週の競馬開催を楽しみにされていた多くのファンの皆様に重ねてお詫び申し上げます。
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日本中央競馬会 高橋政行理事長のコメント
このたび、馬インフルエンザが発生したことに伴い、中央競馬開催中止の止むなきに至りました。週末の中央競馬を楽しみにして頂いておりますファンの皆様のご期待に添えない結果となったことについて、深くお詫び申し上げます。
今後は、馬インフルエンザのさらなる感染拡大の防止に総力を挙げて取り組み、事態のいち早い沈静化に向けて最大限の努力をしてまいる所存です。
お客様をはじめとする関係者の皆様のご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
平成19年8月17日
以下にJRAニュースに掲載された発表を引用させていただく。
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2007/8/17
今週の開催中止に伴い、多くのファンの皆様にご迷惑をおかけしますことをお詫びいたします。
昨日の時点では、馬インフルエンザによる発熱馬の頭数が散見されるに止まっていたこと、また、全ての馬に年2回実施しているワクチンの効果が見込まれることから、競馬開催に向けて諸準備を進め、併せて今週出走を予定している競走馬に対して検査を実施しました。
その結果、163頭中29頭に馬インフルエンザ感染が認められましたが、その内、発熱があるものは1頭であり、他の28頭に関しては健康状態に異常は認められませんでした。しかしながら、感染が認められた競走馬の出走を認めることはできず、また、さらなる感染拡大を防止するという観点からも、今週の中央競馬の開催を中止することといたしました。
なお、中止分の代替開催日、次週以降の開催については、今のところ未定ですが、決まり次第、JRAホームページにてお知らせいたします。
今週の競馬開催を楽しみにされていた多くのファンの皆様に重ねてお詫び申し上げます。
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日本中央競馬会 高橋政行理事長のコメント
このたび、馬インフルエンザが発生したことに伴い、中央競馬開催中止の止むなきに至りました。週末の中央競馬を楽しみにして頂いておりますファンの皆様のご期待に添えない結果となったことについて、深くお詫び申し上げます。
今後は、馬インフルエンザのさらなる感染拡大の防止に総力を挙げて取り組み、事態のいち早い沈静化に向けて最大限の努力をしてまいる所存です。
お客様をはじめとする関係者の皆様のご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。
平成19年8月17日
ニックネーム ウマ at 07:05| 馬インフルエンザ
馬インフルエンザとは
JRAは、8月16日、美浦・栗東トレーニング・センターにおいて、馬インフルエンザが発生したことを発表した。
馬インフルエンザの国内での感染は、1971年以来36年ぶりで、今後の競馬開催、及び競馬関連産業への影響は甚大となっている。
馬インフルエンザとはどういったものなのかその概要について、Wikipediaの情報を転載させていただく。
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発熱を伴う急性の呼吸器疾患で、届出伝染病に指定されている。主な症状としては発熱、咳、鼻水の垂下などが所見される。
感染力が高く、感染速度も速い。馬から馬へは感染するものの、馬から人などへの感染はない。ただし、犬には感染する(犬インフルエンザの原因になりうる)。インフルエンザウイルスの特徴として種特異性は極めて高い。冬に感染することが多いが、基本的には季節に関係なく流行しうる(たとえば、フランスでは1990年代後半から年間を通じて流行していた時期がある)。
ウマ1型ウイルス(A/equine/Prague/1/56(H7N7)。1956年、チェコのプラハで初めて分離)、ウマ2型ウイルス(A/equine/Miami/1/63(H3N8)。1963年、アメリカのマイアミで初めて分離)の2系統があるが、1980年以降ウマ1型ウイルスが確認されたことはなく、それ以降に流行しているのはウマ2型ウイルスである(ただし、1989-1990年に中国東北部で流行したものを除く)。毒性は、ウマ2型ウイルスの方が強いとされる。なお、1987年頃に,ウマ2型ウイルスは、ヨーロッパ系統とアメリカ系統の2つの系統に分岐し、それぞれヨーロッパとアメリカに定着している。
多くの患蓄が連続的に発生し馬の移動などが大きく制限され、また患蓄はしばらくの期間は競走に使用できなくなる事で、出走可能な競走馬の数的確保が困難になるため、競馬の開催については一定の期間は事実上不可能となる。
馬インフルエンザウイルスには鳥インフルエンザウイルスの様な死に直結する程の強い毒性は無い。また、馬伝染性貧血の様に治療やワクチンによる感染予防が不可能というものでもない。これら家畜伝染病予防法で指定されている疾病の場合、行政からの命令に基づいて患蓄の強制的な殺処分などの措置がとられるが、届出伝染病のレベルである馬インフルエンザに関しては基本的に殺処分される事はなく、患蓄である馬には治療が行われ、体調が回復すれば再び競走に出走できる。また、体調が回復し再度トレーニングを行えば、競走能力への影響もない。
なお、治療については基本的には、対症療法と安静が基本である。また、治療薬については、人間と同じく抗生物質などが状況に応じて選択されるが当然ウイルス自体に抗生物質はまったく無効で、二次細菌感染の予防目的で使用される。
日本は厳重に管理された競走馬等が中心になるため、最初の感染源となった馬の特定は比較的簡単である。ただし、特定には疫学的な調査を実施する必要があり、その作業工程上、ある程度の時間は必要になる。
馬インフルエンザの国内での感染は、1971年以来36年ぶりで、今後の競馬開催、及び競馬関連産業への影響は甚大となっている。
馬インフルエンザとはどういったものなのかその概要について、Wikipediaの情報を転載させていただく。
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発熱を伴う急性の呼吸器疾患で、届出伝染病に指定されている。主な症状としては発熱、咳、鼻水の垂下などが所見される。
感染力が高く、感染速度も速い。馬から馬へは感染するものの、馬から人などへの感染はない。ただし、犬には感染する(犬インフルエンザの原因になりうる)。インフルエンザウイルスの特徴として種特異性は極めて高い。冬に感染することが多いが、基本的には季節に関係なく流行しうる(たとえば、フランスでは1990年代後半から年間を通じて流行していた時期がある)。
ウマ1型ウイルス(A/equine/Prague/1/56(H7N7)。1956年、チェコのプラハで初めて分離)、ウマ2型ウイルス(A/equine/Miami/1/63(H3N8)。1963年、アメリカのマイアミで初めて分離)の2系統があるが、1980年以降ウマ1型ウイルスが確認されたことはなく、それ以降に流行しているのはウマ2型ウイルスである(ただし、1989-1990年に中国東北部で流行したものを除く)。毒性は、ウマ2型ウイルスの方が強いとされる。なお、1987年頃に,ウマ2型ウイルスは、ヨーロッパ系統とアメリカ系統の2つの系統に分岐し、それぞれヨーロッパとアメリカに定着している。
多くの患蓄が連続的に発生し馬の移動などが大きく制限され、また患蓄はしばらくの期間は競走に使用できなくなる事で、出走可能な競走馬の数的確保が困難になるため、競馬の開催については一定の期間は事実上不可能となる。
馬インフルエンザウイルスには鳥インフルエンザウイルスの様な死に直結する程の強い毒性は無い。また、馬伝染性貧血の様に治療やワクチンによる感染予防が不可能というものでもない。これら家畜伝染病予防法で指定されている疾病の場合、行政からの命令に基づいて患蓄の強制的な殺処分などの措置がとられるが、届出伝染病のレベルである馬インフルエンザに関しては基本的に殺処分される事はなく、患蓄である馬には治療が行われ、体調が回復すれば再び競走に出走できる。また、体調が回復し再度トレーニングを行えば、競走能力への影響もない。
なお、治療については基本的には、対症療法と安静が基本である。また、治療薬については、人間と同じく抗生物質などが状況に応じて選択されるが当然ウイルス自体に抗生物質はまったく無効で、二次細菌感染の予防目的で使用される。
日本は厳重に管理された競走馬等が中心になるため、最初の感染源となった馬の特定は比較的簡単である。ただし、特定には疫学的な調査を実施する必要があり、その作業工程上、ある程度の時間は必要になる。
ニックネーム ウマ at 07:05| 馬インフルエンザ
2007年08月12日
馬インフルエンザの予防と治療法
馬インフルエンザは伝染病のなかでも、集団で飼養されている競走馬にとって最も大きな被害を与える可能性があることから、現役の競走馬を中心にワクチン接種による徹底した予防対策が実施されています。軽種馬の一般的なワクチン接種方法は、まず育成期に基礎免疫 (2週-2ヵ月間隔で2回接種)を行い、その後半年に1回ずつ春と秋に補強接種が実施されています。この馬インフルエンザの予防接種は、競走馬では厳密に守られており、もし接種方法に不備があれば国内移動はもちろん海外遠征にも支障をきたすことがあります。現在、わが国で使用されている馬インフルエンザのワクチンは、ウイルスをホルマリンで処理した不活化ワクチンです。このワクチンは血液中に中和抗体の産生を促し、ある一定のレベル以上の中和抗体価を獲得すれば発病を阻止するか、激しい症状を軽度に抑えることが知られています。しかしながら、ワクチン接種による抗体持続期間が短いため、半年に1回以上接種することが推奨されています。一方、ヨーロッパやアメリカで流行している馬インフルエンザウイルスは、それぞれ独自に少しずつ変異していることが明かにされています。このように人のインフルエンザウイルスと同様に、馬のインフルエンザウイルスも大なり小なり変化します。そのため、現在わが国で市販されている馬用ワクチンには3種類のタイプの異なるウイルス株が含まれていますが、今後とも世界各地の流行時に分離されたウイルスの性状を解析し、時代に即応したワクチン株を選択していく必要があります。
馬インフルエンザにかかった馬を治療するにあたっては、二次感染を防止することと体力を維持するための対症療法が中心となっています。人の医療分野においては、インフルエンザウイルスに対する直接的な治療薬としてアマンタジン(ノバルティスファーマ社)が1999/2000年のインフルエンザ・シーズンから使用されるようになりましたが、耐性ウイルスの出現および小児における神経興奮という副作用が問題となっています。一方2001年2月よりリレンザ (グラクソスミスクライン社:ザナミビルと一般的に呼ばれている)およびオセルタナビル(ロッシュ社)の販売が許可になりました。この2剤は、副作用も少なく耐性ウイルスも出現しにくいことが知られています。今後、輸入検疫における病馬の早期摘発やワクチン接種による予防対策を講じた上で、第3の防御壁として万一の発生や新型ウイルスの発生に対処するために、抗ウイルス剤の馬への応用について検討しておく必要があると思われます。
(感染症シリーズ -馬インフルエンザ-より引用)
馬インフルエンザにかかった馬を治療するにあたっては、二次感染を防止することと体力を維持するための対症療法が中心となっています。人の医療分野においては、インフルエンザウイルスに対する直接的な治療薬としてアマンタジン(ノバルティスファーマ社)が1999/2000年のインフルエンザ・シーズンから使用されるようになりましたが、耐性ウイルスの出現および小児における神経興奮という副作用が問題となっています。一方2001年2月よりリレンザ (グラクソスミスクライン社:ザナミビルと一般的に呼ばれている)およびオセルタナビル(ロッシュ社)の販売が許可になりました。この2剤は、副作用も少なく耐性ウイルスも出現しにくいことが知られています。今後、輸入検疫における病馬の早期摘発やワクチン接種による予防対策を講じた上で、第3の防御壁として万一の発生や新型ウイルスの発生に対処するために、抗ウイルス剤の馬への応用について検討しておく必要があると思われます。
(感染症シリーズ -馬インフルエンザ-より引用)
ニックネーム ウマ at 21:16| 馬インフルエンザ
2007年08月01日
1971年の馬インフルエンザ発生について
日本で最初に馬インフルエンザが発生したのは、1971年12月でその時は、2ヶ月間、競馬の開催が中止となっている。
1971年の馬インフルエンザの発生について、Wikipediaの記事を下記に引用させていただく。
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日本国内で馬インフルエンザが初めて発生したのは1971年の12月で、関東地区を中心に大流行した。
これはニュージーランドより乗馬クラブが輸入した5頭の乗用馬が感染源となったものであったが(これには異説もあり、本当の感染源はフランスから輸入された種牡馬で、ニュージーランドから輸入された馬はこの種牡馬からウイルスを移されたに過ぎないという説もある。また、当時馬インフルエンザの清浄国であったニュージーランドの輸入馬がどのような経路で感染したかは不明であるとされている)、このインフルエンザウイルスに対して当時の日本は処女地であったため、日本のウマ類全体に広がり(最終的には26箇所)、とりわけ東日本地区の競走馬の間では発症する馬が続出、エピデミック(地域流行)の様相を呈した。
競馬場で最初に馬インフルエンザ患蓄が発生したのは南関東公営競馬の4競馬場である。馬インフルエンザはたちどころに猛威を奮い、これにより4場いずれも1971年の年末開催から開催の休止や開催日程の大幅な変更を強いられ、本来ならば年末の大一番である第17回東京大賞典は競馬再開後の翌1972年3月13日まで順延された他、浦和競馬場のニューイヤーカップなどの重賞競走が中止されるなどの影響が出た。
そして、これが中央競馬にも波及してゆく。中止前最後の開催となった1971年12月第3週(18、19日)の有馬記念の開催週の中山競馬で、感冒により出走を取りやめる馬が続出する異常事態が起き、これにより中央競馬でも『馬流行性感冒』が発生している事が明らかとなる。有馬記念も出走表の段階では9頭立てであったが、出走すれば一番人気が確実だったメジロアサマの他、アカネテンリュウ、カミタカの計3頭が出走を取り消し、実際に出走出来た6頭によるレースとなった(なお、有馬記念優勝馬は清水英次騎乗のトウメイであり、当日の一番人気だった横山富雄騎乗のメジロムサシは5着と敗れた)。
そして、1971年中央競馬のフィナーレを飾るはずだった中山大障害も中止に追い込まれ、南関東4場に続く形で中央競馬の東京・中山の厩舍群でもその後も感染の拡大は続いた。
年が明けた1972年、中央競馬における馬インフルエンザ流行のピークは感染騒動が始まって3週間目の1月8日で、この時点で1,986頭の患蓄が発生していた。
それから2ヶ月間、中央競馬の関東地区では1971年5回中山競馬7、8日目、1972年1・2回東京競馬の述べ9週にわたり全日程が開催中止のやむなきに至った(関西地区は平常日程通りの開催だった)。最終的には南関東地方競馬四場(大井、浦和、船橋、川崎)と中央競馬の関東地区の在厩馬のほとんど全てが感染したとも言われる(当時はまだ現在のように美浦トレーニングセンターがなく、東京競馬場と中山競馬場、中山競馬場白井分場に厩舎があった。それら関東地区の在籍馬が合計1,893頭だったのに対し、発症馬は1,766頭にも上った)。
なお、中央競馬の栗東トレーニングセンター、地方競馬他地区は入厩制限などの懸命の防疫体制を敷いたことが奏功し、感染防止に成功した為、競馬開催は通常通り行われた。
1972年の馬インフルエンザ流行の影響で、その年の上半期の関東地区の中央競馬開催日程について大幅な変更を余儀なくされることとなった。具体的には中央競馬では日本ダービーの開催が7月9日に延期されるなど、春季クラシック戦線にまで大きな影響を及ぼした。ちなみに日本ダービーの開催が阪神競馬場の宝塚記念より遅かったのは1968年(東京競馬場のスタンド改築のため)とこの1972年だけである。また、この年のクラシック戦線は牡馬で例を挙げればロングエース・ランドプリンス・タイテエムの『関西三強』が中心軸となるなど、インフルエンザの影響を受けなかった関西馬が全体的に優勢な状況となった。
1971年の馬インフルエンザ騒動は、競走馬の生産(繁殖)部門にも大きな影響をもたらした。例えば、メジロアサマは引退後種牡馬になったものの、無精子症に近く受胎率の低さに悩まされる事になったが、これは馬インフルエンザ治療で使用した抗生物質の副作用といわれている。その為、種付けをしても思うように受胎成績が上がらず種牡馬として廃用寸前に追い込まれたほどである。馬インフルエンザの影響でメジロアサマ同様に種牡馬及び繁殖馬失格に追い込まれた馬もいたと思われる。
1971年の馬インフルエンザの発生について、Wikipediaの記事を下記に引用させていただく。
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日本国内で馬インフルエンザが初めて発生したのは1971年の12月で、関東地区を中心に大流行した。
これはニュージーランドより乗馬クラブが輸入した5頭の乗用馬が感染源となったものであったが(これには異説もあり、本当の感染源はフランスから輸入された種牡馬で、ニュージーランドから輸入された馬はこの種牡馬からウイルスを移されたに過ぎないという説もある。また、当時馬インフルエンザの清浄国であったニュージーランドの輸入馬がどのような経路で感染したかは不明であるとされている)、このインフルエンザウイルスに対して当時の日本は処女地であったため、日本のウマ類全体に広がり(最終的には26箇所)、とりわけ東日本地区の競走馬の間では発症する馬が続出、エピデミック(地域流行)の様相を呈した。
競馬場で最初に馬インフルエンザ患蓄が発生したのは南関東公営競馬の4競馬場である。馬インフルエンザはたちどころに猛威を奮い、これにより4場いずれも1971年の年末開催から開催の休止や開催日程の大幅な変更を強いられ、本来ならば年末の大一番である第17回東京大賞典は競馬再開後の翌1972年3月13日まで順延された他、浦和競馬場のニューイヤーカップなどの重賞競走が中止されるなどの影響が出た。
そして、これが中央競馬にも波及してゆく。中止前最後の開催となった1971年12月第3週(18、19日)の有馬記念の開催週の中山競馬で、感冒により出走を取りやめる馬が続出する異常事態が起き、これにより中央競馬でも『馬流行性感冒』が発生している事が明らかとなる。有馬記念も出走表の段階では9頭立てであったが、出走すれば一番人気が確実だったメジロアサマの他、アカネテンリュウ、カミタカの計3頭が出走を取り消し、実際に出走出来た6頭によるレースとなった(なお、有馬記念優勝馬は清水英次騎乗のトウメイであり、当日の一番人気だった横山富雄騎乗のメジロムサシは5着と敗れた)。
そして、1971年中央競馬のフィナーレを飾るはずだった中山大障害も中止に追い込まれ、南関東4場に続く形で中央競馬の東京・中山の厩舍群でもその後も感染の拡大は続いた。
年が明けた1972年、中央競馬における馬インフルエンザ流行のピークは感染騒動が始まって3週間目の1月8日で、この時点で1,986頭の患蓄が発生していた。
それから2ヶ月間、中央競馬の関東地区では1971年5回中山競馬7、8日目、1972年1・2回東京競馬の述べ9週にわたり全日程が開催中止のやむなきに至った(関西地区は平常日程通りの開催だった)。最終的には南関東地方競馬四場(大井、浦和、船橋、川崎)と中央競馬の関東地区の在厩馬のほとんど全てが感染したとも言われる(当時はまだ現在のように美浦トレーニングセンターがなく、東京競馬場と中山競馬場、中山競馬場白井分場に厩舎があった。それら関東地区の在籍馬が合計1,893頭だったのに対し、発症馬は1,766頭にも上った)。
なお、中央競馬の栗東トレーニングセンター、地方競馬他地区は入厩制限などの懸命の防疫体制を敷いたことが奏功し、感染防止に成功した為、競馬開催は通常通り行われた。
1972年の馬インフルエンザ流行の影響で、その年の上半期の関東地区の中央競馬開催日程について大幅な変更を余儀なくされることとなった。具体的には中央競馬では日本ダービーの開催が7月9日に延期されるなど、春季クラシック戦線にまで大きな影響を及ぼした。ちなみに日本ダービーの開催が阪神競馬場の宝塚記念より遅かったのは1968年(東京競馬場のスタンド改築のため)とこの1972年だけである。また、この年のクラシック戦線は牡馬で例を挙げればロングエース・ランドプリンス・タイテエムの『関西三強』が中心軸となるなど、インフルエンザの影響を受けなかった関西馬が全体的に優勢な状況となった。
1971年の馬インフルエンザ騒動は、競走馬の生産(繁殖)部門にも大きな影響をもたらした。例えば、メジロアサマは引退後種牡馬になったものの、無精子症に近く受胎率の低さに悩まされる事になったが、これは馬インフルエンザ治療で使用した抗生物質の副作用といわれている。その為、種付けをしても思うように受胎成績が上がらず種牡馬として廃用寸前に追い込まれたほどである。馬インフルエンザの影響でメジロアサマ同様に種牡馬及び繁殖馬失格に追い込まれた馬もいたと思われる。
ニックネーム ウマ at 00:00| 馬インフルエンザ
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